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【2026年最新】家を建てる時の補助金ガイド!最大受給のコツを解説

2026年の家づくりにおける補助金・減税の新常識を解説するスライドの表紙 家づくり
家を建てる.com・イメージ

こんにちは。家を建てる.com、運営者の「北条」です。

これからマイホームを計画しようと考えている方にとって、家を建てる時の補助金がどうなるのかは、予算を左右する死活問題ですよね。

特に2025年に始まった省エネ基準の適合義務化によって、2026年の住宅市場はこれまでの常識が通用しない新しいフェーズに突入しています。

子育て世帯や若者夫婦世帯への手厚い支援は続くのか、ZEHや長期優良住宅にすることでどれだけ住宅ローン減税や贈与税の優遇が変わるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そういった方々の疑問を解消するために、2026年の最新トレンドと絶対に損をしないための戦略を詳しくまとめました。

読み終える頃には自分がどの制度を使えるのか、そして将来の資産価値を守るためにどんな家を建てるべきかが明確に見えてくるでしょう。

【この記事でわかること】

  1. 2026年に利用できる「みらいエコ住宅」などの最新補助金制度の全貌
  2. ZEH水準や長期優良住宅などの性能ランクによる受給額の具体的な差
  3. 住宅ローン減税や贈与税非課税特例を最大限に引き出すための必須条件
  4. 国の制度と自治体の補助金を賢くスタッキングして総受給額を増やす方法

【2026年版】家を建てる時の補助金と最新制度の全体像

2026年の住宅補助金制度は、一言で言えば「性能による選別」がより鮮明になりました。ただ家を建てるだけでなく、国が推奨する高い省エネ基準をクリアすることが、補助金を受け取るための絶対条件となっています。

まずは2026年の市場を支配する主要な制度とその中身をわかりやすく紐解いていきます。

みらいエコ住宅2026事業とZEH水準の基本条件

2026年の家づくりにおいて、最も耳にする機会が増えるのが「みらいエコ住宅2026事業」でしょう。これは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、日本の住宅の断熱性能を底上げするために国が総力を挙げて取り組んでいる支援策です。

この制度の背景を調べていく中で驚いたのが、単なる「おまけ」としての補助金ではなく、「この基準を満たさない家は将来的に資産価値を認めない」という国の強い意思表示が込められているという点です。

新時代の高性能住宅としてZEH、長期優良住宅、LCCM住宅の3種類を紹介する比較図

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そしてこの制度の基本となるのが「ZEH(ゼッチ)水準」です。具体的には断熱等級5以上、かつ一次エネルギー消費量等級6以上というスペックが求められます。

2025年4月から全ての新築住宅に省エネ基準への適合が義務化されましたが、実はその義務化基準(断熱等級4)よりも一段高い性能が、この補助金のスタートラインになっているんです。つまり、最低限の法律を守るだけの家では、家を建てる時の補助金は一円ももらえないというわけです。

2025年4月の義務化以降、省エネ基準未満の家は補助金と住宅ローン減税が0円になることを示す警告図

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また、窓や断熱材の性能を示す「省エネ部位ラベル」などの可視化も進んでおり、施主側にも「どのラベルの建材を使っているのか」を確認するリテラシーが求められるようになっています。

これからハウスメーカーを回る際には、まず「みらいエコ住宅2026の対象になるZEH水準のプランが標準ですか?」と聞いてみてください。ここで言葉を濁すようなメーカーは、2026年の家づくりにおいては少し不安かもしれません。

しっかりとした性能を確保することは、冬暖かく夏涼しい快適な暮らしだけでなく、補助金という形での直接的な恩恵、そして将来売却する際の「お墨付き」にもなる大切なポイントといえます。なお、詳細な公募要領や最新の予算状況については、定期的に発表される公式資料を確認してください。

(出典:国土交通省「みらいエコ住宅2026事業について」)

子育て世帯や若者夫婦が受給できる補助金はいくら?

住宅ローンやこれからの教育費を考えると、少しでも建築費用を抑えたいのが本音ですよね。2026年も引き続き、住宅取得層のメインボリュームである「子育て世帯」(18歳未満の子がいる)と「若者夫婦世帯」(夫婦のどちらかが39歳以下)への支援は政策の柱として維持されています。

これは少子化対策と住宅投資をセットで活性化させたいという国の狙いがあるからです。

基本的な補助額の目安としては、ZEH水準の住宅で1戸あたり35万円が設定されています。以前の制度に比べると「少し減ったかな?」と感じる方もいるかもしれませんが、2026年の制度で注目すべきは、後述する長期優良住宅へのアップグレードや古家除却による加算が用意されている点です。

つまり、「最低限のZEHなら35万円、もっと頑張ればもっと出すよ」という、非常にメリハリの効いた構造になっているんです。

全世帯が対象になるケースも

「自分たちは子育て世帯でも若者夫婦でもないから諦めよう」と思っている方も、まだチャンスはあります。GX(グリーントランスフォーメーション)志向型の、より高度な省エネ性能を備えた住宅については、世帯属性を問わず全世帯が補助対象となる枠も検討されています。

諦める前に、自分の計画している家の性能がどのカテゴリーに属するのか、住宅会社に詳しくシミュレーションしてもらいましょう。

注意点として、これらの補助金は「予算がなくなったら終了」という早い者勝ちの側面があり、2026年の1月から3月の年度末にかけても駆け込み申請が増えることが予想されます。

家を建てる時の補助金を確実に手にするためには、契約前の段階から住宅会社に「いつまでに申請を出すのか」「予約申請は可能か」といった点をしっかり確認し、スケジュールに余裕を持って進めることが成功の秘訣です。

長期優良住宅なら最大100万円超えも狙える仕組み

もし私が2026年に家を建てるなら、迷わず「長期優良住宅」の認定を目指します。その最大の理由は、補助金の基本額がZEH水準の35万円から一気に75万円/戸へと跳ね上がるからです。

この差額だけでキッチンのグレードを上げたり、家具を新調できることを考えると、40万円の差は大きいですよね。

子育てエコホーム支援事業の補助金額(ZEH 35万、長期優良 75万)と古家解体加算(+20万)の図解

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長期優良住宅とは単に省エネなだけでなく、耐震性、劣化対策、維持管理のしやすさなど、国が定めた複数の厳しい基準をクリアした「長く住み続けられる質の高い家」のことです。

2026年の制度設計ではこの長期優良住宅への誘導が非常に強まっており、金額的なメリットが最大化されるようになっています。さらに、地域区分(特に寒冷地など)によっては、基本額が80万円〜90万円程度まで推計されるケースもあり、非常に手厚い内容となっています。

住宅の性能区分 基本補助額(5〜8地域) 古家解体がある場合 主なメリット
長期優良住宅 75万円/戸 95万円/戸 税制優遇最大、リセールバリュー高
ZEH水準住宅 35万円/戸 55万円/戸 標準的な支援、コスト抑えめ

もちろん、認定を取得するためには申請費用や基準を満たすための工事費アップが必要になりますが、補助金の増額分だけでそのコストを十分に相殺できるケースがほとんどでしょう。

さらに、固定資産税の軽減期間が一般住宅より長くなったり、住宅ローン控除の枠が広がったりと、住み始めてからのメリットも数多くあります。

目先の建築費だけでなく、30年、50年というスパンでの「トータルコスト」で考えれば、長期優良住宅を選ばない手はありません。ただし、認定には着工前の手続きが必須ですので、計画の初期段階で必ず担当者に相談することが大切です。

古家除却加算を活用して建て替え費用を抑える方法

2026年の制度の中でも特に「これは使える!」と感じたのが古家除却加算の存在です。これは、既存の住宅(古家)を解体して新たに省エネ性能の高い家を建てる場合に、補助金が一律で20万円上乗せされるという仕組みです。

先ほどご紹介した長期優良住宅の75万円と合わせれば、合計で95万円。ほぼ100万円に近い補助が受けられることになります。

なぜ国がここまでするのかというと、その背景には深刻な「空き家問題」があります。新しい土地を切り開くよりも今ある住宅ストックを更新して、街全体の省エネ化を進めたいという政策意図があるようです。

親から相続した実家を壊して二世帯住宅にする場合や、立地の良い古家付き物件を購入して新築する場合など、解体費用がネックになっていた方にとってはこれ以上ない追い風になるでしょう。

この20万円は一般的な木造住宅の解体費用の数分の一をカバーできる金額ですから、資金計画がぐっと楽になるはずです。

ただし、この加算を受けるには「一定期間の居住実績がある家の解体」などの条件が付く場合があります。また、解体業者からの証明書や解体前後の写真など、申請に必要な書類も増えるため、自分たちで用意すべきものを早めに整理しておくことが大切です。

解体工事から新築までの流れは意外とタイトですので、スケジュール管理も住宅会社と二人三脚で行うようにしましょう。空き家を価値ある資産に変える絶好のチャンス、ぜひ活用してほしいと思います。

LCCM住宅整備推進事業の申請基準と高いハードル

もしあなたが、「補助金の額も大事だけど、地球環境のために世界最高水準の家を建てたい」という高い志をお持ちなら、LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅への挑戦を検討してみてはいかがでしょうか。

LCCM住宅とはZEHを超える究極のエコ住宅で、建築時、居住時、そして将来の解体時に至るまでのCO2排出量を太陽光発電などによる創エネでマイナスにするというものです。

このカテゴリーには通常の子育て世帯向け支援とは別に「LCCM住宅整備推進事業」という独自の枠が用意されており、補助上限額は75万円〜80万円程度が想定されています。ZEH水準の補助金が35万円であることを考えると、その期待度の高さが伺えますね。

しかし、名前の通りそのハードルは極めて高く、断熱性能(UA値)を極限まで高めるのはもちろん、屋根いっぱいの太陽光パネル、高性能な蓄電池やHEMS(ヘムス)の導入、さらには資材の製造段階のデータを用いた「ライフサイクルCO2評価」の提出が求められます。

LCCM住宅を検討する上での現実

LCCM住宅は建築コストが一般的なZEH水準の家よりも数百万円単位で高くなることが一般的です。補助金の80万円だけでは増える設備費用を完全にカバーすることは難しいでしょう。

また、非常に高度な設計能力と計算が求められるため、対応できるハウスメーカーや工務店が限られています。この制度は単なる「お得」を求めるためではなく、最先端の技術による「究極の快適性と環境貢献」に価値を感じる方向けの、プロフェッショナルな選択肢と言えるでしょう。

もしLCCMに興味があるなら、まずは施工会社に「LCCM住宅の認定取得の実績があるか」を確認することから始めてください。実績のない会社に無理にお願いすると、申請ミスで補助金がもらえないという最悪のケースも想定されるため、パートナー選びが何よりも肝心です。

家づくりで想定される初期費用については、こちら「家を建てる初期費用の目安は?最新の相場や現金の内訳など詳しく解説」の記事も参考にしながら、全体の予算バランスを見極めてください。

家を建てる時の補助金と併用したい税制優遇と自治体支援

無事に補助金をもらえたことで喜ぶのはもちろんですが、ただ、それだけで終わらせてはいけません。家を建てる時に動くお金の中でも、実は補助金と同じ、あるいはそれ以上にインパクトが大きいのが「税金」の仕組みです。

2026年は住宅ローン減税や贈与税のルールが完全に「省エネ性能」とリンクしており、ここを外すと数百万円単位で損をする可能性があります。補助金とセットで活用すべき賢い節税戦略を見ていきましょう。

住宅ローン減税で損をしないための省エネ性能の重要性

家を建てるほとんどの方が利用する「住宅ローン減税」は、年末のローン残高の0.7%が最大13年間にわたって所得税等から控除される、家づくりにおける最強の減税策ですが、2026年入居分からは性能格差がさらに牙を剥きます。

特に注目してほしいのは、2026年時点では「省エネ基準を満たさない家(その他の住宅)」の借入限度額が0円になっているという点です。つまり、補助金がもらえないどころか、ローン減税という大きな還付も一切受けられない、文字通りの「0回答」になってしまうんです。

住宅性能別の住宅ローン減税借入限度額(長期優良4,500万円、ZEH 3,500万円、基準未満0円)の比較表

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一方で、長期優良住宅や低炭素住宅であれば、借入限度額は3,000万円〜4,500万円といった高い水準が維持される見込みです。

例えば、あなたが5,000万円のフルローンを組んだとしましょう。家が長期優良住宅であれば多くの枠を活かして最大限の控除を受けられますが、単なるZEH水準だと限度額が低く、全額を控除対象にできない可能性があります。

この「控除されないローン残高」が生じることで、十数年後の総還付額には100万円以上の差が出ることもあるのです。家を建てる時の補助金の額面以上に、この減税額の差は重くのしかかります。

ローン減税を最大限に活かすためには、自分の年収から計算される「最大控除額」と家の性能によって決まる「借入限度額」をパズルのように組み合わせる必要があります。

住宅会社の営業担当者だけでなく、提携している銀行や税理士にもシミュレーションを依頼し、最も効率の良いバランスを見極めることが大切です。「とりあえず安く建てる」ことが、実は一番高くつく可能性があるというのが2026年の住宅ローンの現実です。

贈与税非課税特例の延長と断熱等級5以上の必須要件

親御さんや祖父母から家づくりの資金を援助してもらえる場合、絶対に外せないのが住宅取得等資金贈与の非課税特例です。通常、数百万円もの贈与を受ければ多額の贈与税が発生しますが、この制度を使えば最大1,000万円までが非課税になります。

この特例が2026年(令和8年)末まで延長されたことは、多くの施主にとって大きな救いとなりました。しかし、ここで絶対に間違えてはいけないのが「質の高い住宅」の定義です。

1,000万円の非課税枠を適用するためには、その家が省エネ性能等の基準を満たしている必要があります。2026年においてはこの基準が厳格化されており、断熱等級5以上かつ一次エネ等級6以上、つまりZEH水準以上であることが求められます。

もし、予算を削って「うちは法律ギリギリの断熱等級4でいいです」という家を建ててしまうと、非課税枠は「一般住宅」扱いの500万円に半減してしまいます。

住宅性能により贈与税の非課税枠が1,000万円から500万円へ変動することを示すイメージ図

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1,000万円の援助を受ける場合の落とし穴

もし断熱等級4の家で1,000万円の贈与を受けると、非課税枠(500万円)を超えた残りの500万円に対して贈与税がかかり、その額は約50万円近くになることも!

ZEH水準にするための工事アップ費用が数十万円だとしたら、税金を払うよりも家の性能を上げたほうが快適な上に実質的な手出しも少なくなるという逆転現象が起こるのです。

さらに資金援助を受けるタイミングも重要です。契約前に「この家なら1,000万円の非課税枠が使えますか?」と住宅会社に確認し、必ず「住宅性能評価書」などのエビデンスを取得するスケジュールを組んでください。

税務署への申告も必要ですので、詳細は国税庁のサイトを参照するか、税理士にアドバイスをもらいましょう。親族の厚意を税金で消してしまわないよう、慎重に進めることが大切です。

自治体独自の支援制度と国庫補助金をスタッキングする

補助金を最大限に引き出すための裏技、それがスタッキング(積み上げ)です。実は国からもらえる補助金とは別に、都道府県や市区町村が独自に予算を出している補助金もたくさんあります。これらは財源が異なるため、国の制度と併用できるケースが多くあります。

賢い施主さんはこの二段構え、三段構えにより、10万円単位のプラスアルファを勝ち取っている方も少なくありません。

国、都道府県、市区町村の補助金を重ねがけ(スタッキング)して受給総額をアップさせる方法の解説図

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例えば、国から「子育てエコホーム(後継)」で35万円受給し、さらに県から「県産材使用補助金」で10万円、市から「ZEH上乗せ補助金」で10万円、さらには「蓄電池設置補助金」で5万円…といった具合に積み上げていくイメージです。

一つひとつは小さく見えても、合わせれば海外旅行に行けるくらいの金額になることも珍しくありません。特に2026年は脱炭素社会に向けて地方自治体も非常に意欲的な予算を組んでいる傾向にあります。

自治体補助金を探すための3ステップ

  • 「(住む予定の市区町村名) 住宅補助金」で検索する
  • 役所の「住宅課」や「環境課」の窓口に直接電話して「国の補助金と併用できるものはありますか?」と聞く
  • 太陽光パネルや蓄電池、V2H、高効率給湯器など、特定の設備に対する補助がないかチェックする

自治体の補助金は、地元の工務店でないと申請できないものや着工の数ヶ月前に事前申請が必要なものなど、独特なルールが多く存在します。

ハウスメーカーの担当者が他県の会社だったりすると、地元の細かい補助金まで把握していないことも多いので、最後は自分自身の「情報収集力」が試されます。地域の埋蔵金を見逃さないよう、アンテナを高く張っておくことも大切です。

予算切れに注意したい長崎市や浜松市の最新事例紹介

補助金制度を利用するうえで最も重要な「恐ろしい現実」があります。それが「予算の早期終了」です。国の補助金はある程度まとまった予算が確保されますが、市区町村が独自に行う自治体補助金はその自治体の財政規模に合わせて予算が組まれるため、枠が非常に小さいのが一般的です。

募集開始から数ヶ月、人気のあるエリアではわずか数週間で「受付終了」の看板が出てしまうことも珍しくありません。ここでは、地域による支援の熱量やルールの違いを、長崎市と浜松市の具体的な事例を挙げて深掘りしてみます。

長崎県長崎市:少子化対策に特化した「多子世帯」への傾斜配分

坂の街としても知られる長崎県長崎市では、深刻な人口減少と少子化への対策が住宅支援に色濃く反映されています。

2025年度から2026年にかけてのトレンドとして注目したいのが、子どもが3人以上いる「多子世帯」への手厚いサポートです。一般的な子育て世帯への補助に加え、多子世帯であるだけで補助額が数十万円単位で上乗せされるケースが見られます。

これは「家を建てるなら子育てしやすい長崎市を選んでほしい」という自治体の切実なメッセージでもあります。

長崎市のように既存住宅の更新や空き家活用を推奨している地域では、新築だけでなく、中古住宅を購入してZEH水準にリノベーションする場合にも高額な補助金が出るため、新築にこだわらない層にとっても見逃せない情報となっています。

こうした地域特化型の支援については、自治体の公式情報をこまめにチェックすることが重要です。

(出典:長崎市公式ウェブサイト 住宅政策室

静岡県浜松市:スマートシティを目指す先進的な「設備補助」と「按分リスク」

一方で、静岡県浜松市は「スマートシティ」の推進において全国でもトップクラスの熱量を持つ自治体です。

浜松市の特徴は住宅そのものへの補助だけでなく、太陽光発電システム、蓄電池、V2H(電気自動車充放電設備)といった、エネルギー関連の設備に対する補助が非常に充実している点にあり、これらは国の補助金と併用できる「スタッキング」の対象になりやすいため、施主にとっては非常に魅力的です。

しかし、浜松市の事例で最も注意すべきは、その選別ルールです。浜松市のスマートプロジェクト関連の補助金では、「予算を超えた場合は抽選」や「応募者全員で予算を分け合う(按分)」というルールが採用されることがあります。

つまり、たとえ10万円もらえる計算で申し込んでも、希望者が多ければ実際にもらえる額が5万円に減ってしまう、というリスクがあるということです。これは「早い者勝ち」の国庫補助金とは全く異なる性質のものなので、資金計画に組み込む際は、満額もらえない可能性を考慮しておくことも必要です。

自治体の特徴 長崎市(事例) 浜松市(事例)
支援の重点 多子世帯・移住・空き家対策 創エネ・蓄エネ設備(ZEH+等)
主な加算条件 子ども3人以上、特定エリア居住 太陽光、蓄電池、V2Hの導入
特有のルール 既存ストック活用への手厚い補助 予算超過時の按分・抽選リスクあり

「家が建ってから申請」では100%遅すぎる理由

「家が完成して、実際にお金がかかった後に領収書を持って役所へ行く」というイメージを持っている方は、今すぐその考えを改めなくてはなりません。自治体補助金のほとんどは「着工前(工事が始まる前)」の申請が絶対条件です。

私が見てきた中でも、このタイミングを逃して数十万円をドブに捨ててしまったという悲しいケースは後を絶ちません。

2026年の1月から3月、つまり年度末に引き渡しを予定している場合、自治体の予算はすでに枯渇しているか、次年度の予算編成待ちで受付を停止している時期に重なります。「ちょうど完成したから今月の予算で出そう」と思っても、それは去年の春に募集が始まって夏には終わっているケースがほとんどです。

2026年に家を建てるなら、前年の2025年春〜夏には自治体サイトをチェックし、住宅会社と申請タイミングを握っておかなければなりません。

2026年の建築に向けた2025年秋からの動き出しと、信頼できる業者選びの重要性を示すスケジュール図

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具体的な自治体の動向については必ず最新の広報紙や公式ウェブサイトをチェックしてください。また、隣り合う自治体で補助金額が50万円違う、ということも普通にあるので、土地選びの最終候補が2つある場合、その地域の「住宅支援の手厚さ」を比較材料にするのも、賢い家づくりの戦略と言えるでしょう。

いずれにせよ、補助金は「知っている人だけが得をする」世界です。思い立ったらすぐに自分の住む地域の最新情報を掘り起こしましょう!

補助金申請のタイミングと信頼できる住宅会社の選び方

ここまで様々な制度をご紹介してきましたが、結局のところ、これらを使いこなせるかどうかは、パートナーとなる住宅会社の腕にかかっています。補助金の申請は施主であるあなたが行うのではなく、国に登録した「登録事業者」である住宅会社が代理で行うのが一般的だからです。

つまり、住宅会社側が制度を熟知していなかったり、申請を忘れていたりすると、どんなに高性能な家を建てても補助金は1円も手に入りません。

私が考える「信頼できる会社」の見極めポイントは、商談の早い段階で補助金を含めた「キャッシュフロー表」を提示してくれるかどうかです。

家を建てる時の補助金はいつもらえるのか? 住宅ローンの実行タイミングとズレはないか? 万が一予算が切れた場合の予備プランはあるか? こうした突っ込んだ質問に対して面倒がらずに具体的・誠実に答えてくれる担当者こそ、安心して任せられるプロと言えるでしょう。

住宅会社に実績や補助金スタッキングの可否を確認するための3つの質問リスト

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契約書に一筆添えるのも◎

「◯◯補助金の受給を前提とした資金計画であること」「会社側の過失で申請できなかった場合の対応」などについて、契約時の特記事項として話し合っておくのも一つの自衛手段です。もちろん予算終了という不可抗力はありますが、誠実な会社なら最大限の努力を約束してくれるはずです。

また、最近では補助金を活用したリノベーションや建て替えを得意とする会社も増えています。性能に自信がある会社は自ずと補助金制度にも明るいものです。

「うちは断熱等級4が標準ですが、オプションで5にすれば補助金が…」という会社より、「最初から長期優良住宅が標準なので、75万円受給するプランで進めましょう」という会社の方が、2026年の家づくりには向いています。

複数のハウスメーカーを比較検討する際には「補助金への対応力」もぜひ評価項目に入れてみてくださいね。

後悔しない家を建てる時の補助金活用術について総括

2026年の家づくりは情報戦であり、高性能住宅を選ぶことが成功の鍵であることを伝えるまとめ図

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最後になりますが、2026年に家を建てる時の補助金を100%活用するための答えはシンプルです。

「長期優良住宅認定を視野に入れた、ZEH水準以上の家を建てる」こと、そして「自治体の補助金も漏らさずスタッキングする」こと。この2点に集約されます。

2025年の義務化を経て、もはや性能の低い家を建てることは補助金をもらえないだけでなく、将来の資産価値を自ら削る行為になってしまいました。

家を建てる時の初期費用は決して安くありませんが、補助金や税制優遇を賢く組み合わせれば、その負担を大幅に軽減し、より質の高い暮らしを手に入れることができるでしょう^^

※ご紹介した内容はあくまで一般的な目安であり、制度の詳細は予算の執行状況や社会情勢によって日々変動します。最終的な契約や申請にあたっては必ず各省庁や自治体の公式サイトを確認し、税理士やハウスメーカーの専門スタッフと十分に打ち合わせを行ってください。

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