【PR】コンテンツにプロモーションを含みます

上棟式の祝儀袋の書き方ガイド!棟梁への相場や正しいマナー等解説

上棟式の筆ペンマナーや祝儀袋の書き方を解説するタイトルのスライド 家づくり
家を建てる.com・イメージ

こんにちは。家を建てる.com、運営者の「北条」です。

「上棟式のご祝儀袋は、普通のお祝い用でいいの?」「表書きは“祝上棟”と“御祝儀”のどちら?」「中袋にはいくらと書けばいい?」と、いざ準備を始めると細かな疑問が次々に出てきますよね。

しかも上棟式は、結婚式のように何度も参列してマナーを覚える機会がある行事ではありません。家づくりで初めて経験する方がほとんどなので、分からなくて当然です。

先に結論をお伝えすると、上棟式で職人さんへご祝儀を渡す場合は、紅白の蝶結びの祝儀袋を選び、濃い墨の筆ペンで表書きと氏名を記入するのが一般的です。ただし、ご祝儀そのものは必須ではなく、地域の慣習や施工会社の方針によって「受け取らない」というケースもあります。

この記事では、上棟式の祝儀袋の選び方から、表書き・中袋の書き方、棟梁や職人さんへ包む金額の目安、袱紗を使った渡し方まで順番に整理します。「結局、自分は何を用意すればいいの?」というところまで迷わず判断できるようにまとめました。

【この記事でわかること】

  1. 上棟式に適した祝儀袋と水引の選び方
  2. 「祝上棟」などの表書きと氏名・中袋の正しい書き方
  3. 棟梁・現場監督・職人さんへ渡すご祝儀の金額目安
  4. 施工会社にご祝儀を断られた場合の対応方法
  5. 袱紗の使い方や、ご祝儀を渡すタイミングと一言
  1. 上棟式の祝儀袋の書き方|まず押さえたい基本マナー
    1. 紅白の蝶結びを選ぶ|水引と祝儀袋の選び方
    2. 表書きは「祝上棟」「上棟御祝」「御祝儀」などを使う
    3. 水引の下には施主の氏名を書く|夫婦連名の場合も確認
    4. 中袋の表には金額、裏には住所と氏名を書く
    5. 新札を用意し、お札の向きをそろえて入れる
  2. 上棟式のご祝儀はいくら?棟梁・職人さんへの相場と考え方
    1. ご祝儀は必須ではない|まず施工会社へ確認する
    2. 棟梁・現場監督・職人さん別の金額目安
    3. 人数は1週間前を目安に確認|予備の封筒もあると安心
    4. 大手ハウスメーカーなどは受け取りルールを最優先する
  3. 上棟式でご祝儀を渡すときの作法|袱紗・タイミング・一言
    1. 祝儀袋は袱紗に入れて持参すると丁寧
    2. 渡すタイミングは作業終了後や休憩時など、現場の指示に合わせる
    3. 渡すときの言葉は短くてOK|感謝と安全への願いを伝える
    4. 差し入れや昼食を用意する場合も、先に確認しておく
  4. 上棟祝いをもらった場合のお返し・内祝いはどうする?
  5. 上棟式の祝儀袋でよくある質問
    1. 上棟式でご祝儀を渡さないと失礼ですか?
    2. コンビニや100円ショップの祝儀袋でも大丈夫ですか?
    3. 祝儀袋の表書きは「御祝」と「御祝儀」のどちらが正解ですか?
    4. 中袋がない祝儀袋は使えませんか?
    5. ご祝儀は新札でないと失礼ですか?
    6. 上棟式をしない場合でもご祝儀だけ渡していいですか?
    7. 祝儀袋は人数分すべて同じデザインにした方がいいですか?
  6. 上棟式の祝儀袋の書き方について総括

上棟式の祝儀袋の書き方|まず押さえたい基本マナー

上棟式は、建物の骨組みが組み上がった節目に工事の安全を願い、職人さんへ感謝を伝える行事です。現在は昔ながらの正式な上棟式を行わず、施主が現場へ挨拶に行き、差し入れやご祝儀だけを渡すケースもあります。

そのため、昔からの作法をすべて完璧に再現することよりも、「施工会社のルールを確認する」「相手に負担をかけない」「お祝いとして失礼のない形に整える」という3点を意識する方が実践的です。

まずは祝儀袋そのものの選び方から確認していきましょう。

紅白の蝶結びを選ぶ|水引と祝儀袋の選び方

上棟式の祝儀袋を購入するときに、最初に確認したいのが水引の形です。

水引は紅白の蝶結びを選び、結び切りやあわじ結びは避けることを説明する図解

家を建てる.com・イメージ

一般的には、紅白の「蝶結び(花結び)」で、のしが付いた祝儀袋を選びます。蝶結びは結び直せることから、出産・入学・新築など、何度あっても喜ばしいお祝いに用いられる水引です。

一方、「結び切り」や「あわじ結び」は、一度結ぶと簡単にはほどけないことから、結婚など「繰り返さない方がよい」とされる慶事で使われます。売り場ではどれも似て見えるため、デザインだけで選ばず、パッケージに「蝶結び」「花結び」「一般御祝」などの記載があるか確認してください。

もう一つ大切なのが、包む金額と祝儀袋の格を合わせることです。数千円を包むのに非常に豪華な水引の袋を使ったり、反対に数万円を簡素な封筒へ入れたりすると、中身と外見の釣り合いが取りにくくなります。

市販の祝儀袋には「5千円程度まで」「1万円~3万円程度」など、包む金額の目安が表示されている商品もあります。迷ったときは見た目だけで判断せず、商品の用途と対応金額を確認すると選びやすいですよ。

祝儀袋の格と金額の目安

包む金額 選びやすい袋のタイプ 確認したいポイント
3,000円~5,000円程度 印刷水引・封筒型など 紅白の蝶結び・のし付き
10,000円~30,000円程度 実物の水引が付いた標準的な祝儀袋 紅白の蝶結び・金額に合う格
それ以上 上質な和紙などを使った祝儀袋 華美になりすぎず、中身との釣り合いを確認

※商品ごとに想定金額は異なります。購入時はパッケージや商品説明にある用途・対応金額を確認してください。

上棟式用の封筒を選ぶときは、この3点を確認

  • 水引が紅白の蝶結びになっている
  • のしが付いた慶事用の祝儀袋である
  • 包む金額と祝儀袋の格が合っている

近所のコンビニや文房具店で条件に合う袋が見つからない場合は、通販で探す方法もあります。商品説明で水引の種類と対応金額を確認できるため、「結婚用の結び切りを間違えて買ってしまった」という失敗を防ぎやすいでしょう。上棟日の直前ではなく、人数が分かった段階で必要枚数を準備しておくと安心です。

表書きは「祝上棟」「上棟御祝」「御祝儀」などを使う

祝儀袋の表面、水引より上にはお金を渡す目的が分かる表書きを記入します。上棟式で職人さんへ渡す場合は、「祝上棟」「上棟御祝」「御祝儀」「御祝」などが使われます。

迷った場合は、上棟のための祝儀であることが一目で分かる「祝上棟」や「上棟御祝」が分かりやすいでしょう。一方、地域や工務店によって慣習が異なることもあるため、担当者から指定があればそちらを優先してください。

文字は毛筆または筆ペンを使い、濃い黒ではっきり書くのが慶事の基本です。薄墨は弔事で使われるため、上棟式の祝儀袋には使いません。

筆記用具はボールペンを避け、濃い墨の筆ペンを使用することを推奨するスライド

家を建てる.com・イメージ

筆文字に慣れていない方は、毛先が柔らかい本格的な筆ペンより、ペンに近い感覚で書ける硬筆タイプの筆ペンの方が扱いやすいかもしれません。大切なのは達筆であることではなく、読みやすく丁寧に書くことです。

いきなり本番の袋へ書くのが不安なら、同じくらいの大きさの紙で一度だけ配置を練習してから書くと失敗しにくくなります。祝儀袋に鉛筆で下書きをすると、紙質によっては消し跡やへこみが残ることがあるため、別紙で練習する方が無難です。

水引の下には施主の氏名を書く|夫婦連名の場合も確認

上段に「御祝儀」や「祝上棟」、下段に施主のフルネームを楷書で書く配置図

家を建てる.com・イメージ

水引より下には、贈り主である施主の名前を書きます。基本は中央にフルネームで、表書きより少し小さめの文字にすると全体が整いやすくなります。

夫婦連名にする場合は、夫婦それぞれの氏名を並べる方法のほか、中央に世帯主のフルネームを書き、その左側に配偶者の名前のみを書く方法も一般的です。ただし、姓が異なる場合はそれぞれフルネームで書いた方が分かりやすいでしょう。

家族全員の名前を外袋へ詰め込む必要はありません。人数が多い場合は代表者名を記載し、必要であれば中に氏名を書いた紙を添える方法もあります。

ここで意外と多いのが、表書きを大きく書きすぎて氏名のスペースが足りなくなる失敗です。短冊タイプなら予備の短冊が付いている商品もあるため、まず付属品を確認してから清書すると安心ですよ。

中袋の表には金額、裏には住所と氏名を書く

外袋が整ったら、次は現金を入れる中袋です。中袋付きの祝儀袋では、表面に金額、裏面に住所と氏名を書くのが一般的です。

金額には「壱」「弐」「参」などの大字を使う書き方がよく用いられます。これは「一」や「二」のような単純な字より書き換えにくくするため、昔から金額表記で用いられてきたものです。

中袋の表面に金額を旧字体(大字)で、裏面に住所と氏名を記入するマナーの解説

家を建てる.com・イメージ

上棟式のご祝儀で使いやすい大字の例

  • 3,000円 → 金 参阡圓
  • 5,000円 → 金 伍阡圓
  • 10,000円 → 金 壱萬圓
  • 20,000円 → 金 弐萬圓
  • 30,000円 → 金 参萬圓
  • 50,000円 → 金 伍萬圓
  • 100,000円 → 金 拾萬圓

ただし、「一・二・三」といった通常の漢数字が絶対にマナー違反というわけではありません。また、市販の中袋に横書きの金額欄が印刷されている場合は、その書式に合わせて算用数字で記入する方が自然です。

「也」を付けるかどうかも迷いやすいところですが、現在は必須ではありません。無理に古い形式へ合わせるより、袋に設けられた記入欄や説明に従い、金額が誤解なく分かることを優先しましょう。

中袋の裏面には、住所と氏名を記入します。外袋にも氏名がありますが、中袋と外袋が別々になったときでも贈り主が分かるようにしておくためです。郵便番号まで記入するかは袋の欄に合わせれば問題ありません。

新札を用意し、お札の向きをそろえて入れる

上棟式はお祝い事なので、ご祝儀として現金を包むなら、できれば新札を用意しておくと丁寧です。直前になって慌てないよう、銀行などで早めに準備しておきましょう。

お札は向きをすべてそろえ、祝儀袋の表側から見たときに肖像が表を向き、上側に来るように入れるのが一般的です。中袋や中包みに独自の説明がある商品は、その案内を優先してください。

新札を用意し、肖像画が表かつ上に来るように袋に入れるマナーの説明

家を建てる.com・イメージ

もし上棟前日になって新札が用意できなかったとしても、汚れや大きな折れのないきれいなお札を選びましょう。新札を用意できなかったことだけを理由に、ご祝儀を渡せないと考える必要はありません。

上棟式のご祝儀はいくら?棟梁・職人さんへの相場と考え方

祝儀袋の書き方と同じくらい悩むのが、「結局、誰にいくら包めばいいのか」という金額の問題です。

まず知っておきたいのは、上棟式のご祝儀には全国共通の定価がないこと。地域の慣習、工務店やハウスメーカーの方針、上棟式の規模、当日の参加人数などによってかなり差があります。

住宅情報サイトなどで紹介されている目安にも幅があるため、相場表は「この金額でなければ失礼」というルールではなく、予算を考えるための目安として使ってください。

ご祝儀は必須ではない|まず施工会社へ確認する

ここはとても大切です。上棟式で棟梁や職人さんへご祝儀を渡すことは、施主の義務ではありません。ご祝儀を渡さないから失礼、施工に影響する、というものでもありません。

また、会社によっては社員や協力業者が顧客から現金・贈答品を受け取ることについて社内ルールを設けている場合があります。せっかく準備したご祝儀が当日に受け取ってもらえないと、お互いに気まずくなってしまいますよね。

そのため、準備を始める前に担当者へ「上棟の日に職人さんへご祝儀をお渡ししても問題ありませんか?」と確認しておくのがおすすめです。同時に、当日の参加人数と役割も聞いておけば、封筒の枚数や予算を決めやすくなります。

ハウスメーカーとの家づくりで、上棟時のお礼をどこまで用意するか迷っている方は、上棟式の大工さんへのお礼はどうすべき?金額相場や手土産のマナーも参考にしてください。

棟梁・現場監督・職人さん別の金額目安

一般的には、現場をまとめる棟梁をやや多めにし、現場監督や当日の応援の職人さんには一定額を用意する形がよく見られます。

棟梁や大工、応援スタッフへの金額目安と、4や9のつく金額を避けるルール

家を建てる.com・イメージ

対象者 金額の目安 考え方
棟梁 10,000円~30,000円程度 現場をまとめる立場として、他の職人さんより多めにする例があります。
現場監督 5,000円~10,000円程度 会社の受領ルールを確認したうえで検討します。
大工・応援の職人さん 3,000円~10,000円程度 人数が多い場合は一律の金額にすると準備しやすくなります。
設計・営業などの担当者 会社や地域によって対応が異なる 現金を受け取らない会社もあるため、事前確認を優先します。

例えば、棟梁1人に2万円、職人さん6人に5,000円ずつ渡すなら、ご祝儀だけで5万円です。現場監督にも渡す場合や、昼食・飲み物・手土産まで用意する場合は、さらに予算が必要になります。

人数が10人を超える現場では、「一人ひとりに高額を包まなければ」と考えると負担が大きくなります。無理をして相場の上限に合わせる必要はありません。家づくり全体では家具・家電・引っ越しなど、この先にも支出が続くため、家計に無理のない範囲で考えることが大切です。

なお、縁起を気にする場合は「4」や「9」を連想させる金額を避ける考え方もあります。ただし、上棟式のご祝儀で最も重要なのは数字の形式より、施工会社のルールと地域の慣習を確認し、無理のない形で感謝を伝えることです。

人数は1週間前を目安に確認|予備の封筒もあると安心

上棟日は、普段その現場を担当している大工さんだけでなく、応援の職人さんが加わることがあります。そのため、「いつも現場にいる人数だけ用意すれば大丈夫」と思い込むと、当日に足りなくなる可能性があります。

上棟日の予定が固まったら、担当者へ「当日は何名くらい来られますか?」「ご祝儀を渡す場合、どなたまで用意するのがこの地域では一般的ですか?」と具体的に聞いておきましょう。

人数が直前に変わる可能性があるなら、同じ祝儀袋を1~2枚多めに買っておくと安心です。現金まで余分に封入する必要はありませんが、予備の袋があれば急な追加にも対応しやすくなります。

大手ハウスメーカーなどは受け取りルールを最優先する

以前は上棟式で職人さんへご祝儀を渡すことが珍しくありませんでしたが、現在は会社ごとのコンプライアンスや贈答品受領ルールがより明確になっています。

ここで注意したいのは、「大手だから必ず禁止」「工務店なら必ず受け取る」と一括りにしないことです。同じ会社でも、対象が社員なのか協力業者なのか、現金なのか差し入れなのかによって扱いが異なる可能性があります。

担当者から「ご祝儀は不要です」「受け取れません」と案内された場合は、無理に渡さないことが一番のマナーです。感謝を伝えるための行為で相手を困らせてしまっては本末転倒ですよね。

企業によっては祝儀を辞退している場合があるため、事前にルールを確認する重要性

家を建てる.com・イメージ

ご祝儀を辞退された場合の伝え方

  • 言葉で感謝を伝える:上棟日に現場へ行き、「いつもありがとうございます」と直接伝えるだけでも十分です。
  • 差し入れを確認する:飲み物や個包装のお菓子なら受け取れる会社もあります。これも先に確認しましょう。
  • メッセージを添える:現金や品物が難しい場合は、短い手紙やカードで感謝を伝える方法もあります。

なお、差し入れとしてアルコールを用意する場合は注意が必要です。職人さんが車で移動することも多いため、現場でそのまま飲む可能性のある渡し方は避け、施工会社へ確認できない場合はお茶・水・コーヒーなどのノンアルコール飲料を選ぶ方が安心です。

上棟式でご祝儀を渡すときの作法|袱紗・タイミング・一言

祝儀袋をきれいに準備できても、当日になって「いつ渡せばいい?」「ポケットから出して大丈夫?」と迷うことがあります。

上棟日は職人さんが高所作業をしている時間も多いため、形式より安全と現場の進行を優先してください。作業中に声をかけるのではなく、現場監督や棟梁が対応できるタイミングを確認してから渡すのが基本です。

祝儀袋は袱紗に入れて持参すると丁寧

祝儀袋は、水引が崩れたり袋が折れたりしないよう、袱紗に包んで持参すると丁寧です。慶事では赤・朱・ピンクなどの暖色系が使われ、紫色は慶弔どちらにも使える色として知られています。

袱紗を持っていない場合に、その日のためだけに高価なものを用意しなければならないわけではありません。ただ、今後も結婚式やお祝い事で使えるため、一つ持っておくと便利です。使い慣れていない方は、袋状になった金封袱紗の方が出し入れしやすいでしょう。

渡すときは、相手が表書きを正面から読める向きにして、両手で差し出します。台付き袱紗なら袱紗を台代わりにして差し出すと、より丁寧な印象になります。

渡すタイミングは作業終了後や休憩時など、現場の指示に合わせる

上棟式終了後などに棟梁へ手渡すタイミングと、添えるべき一言の例

家を建てる.com・イメージ

正式な上棟式を行う場合は、式典が終わった後やお開きの前後に渡すと流れを作りやすいでしょう。式典を行わない場合は、午前・午後の休憩時間や作業終了後など、現場監督が案内するタイミングに合わせます。

特に避けたいのは、職人さんが屋根や梁の上で作業している最中に呼び止めることです。上棟日は通常の日より人の出入りも多く、作業もスピーディーに進みます。「今、渡して大丈夫ですか?」と現場監督へ一言確認するだけで十分ですよ。

ご祝儀を一人ずつ渡すのか、棟梁や現場監督を通して渡すのかも現場によって異なります。人数が多い場合は、事前に渡し方まで聞いておくと当日の動きがかなり楽になります。

渡すときの言葉は短くてOK|感謝と安全への願いを伝える

祝儀袋を差し出すときに、長い挨拶を用意する必要はありません。

「本日はありがとうございます。引き続き安全第一で、よろしくお願いいたします」

このくらいの一言で十分です。職人さんが何人もいる場合は、一人ひとりに違う言葉を考える必要もありません。

上棟は、図面で見ていた家が一気に立体になり、「本当に家が建つんだ」と実感しやすい日でもあります。実際に現場を見て感じたことがあれば、「家の形が見えてきてうれしいです。ありがとうございます」と素直に伝えるのも自然でしょう。

大切なのは、豪華な祝儀袋や気の利いた挨拶で印象を良くしようとすることではありません。ご祝儀の有無にかかわらず施工品質は守られるべきものです。

そのうえで、家づくりに関わってくれている人へ感謝を伝える。これくらいの距離感で考えておくと、必要以上に緊張せずに済みます。

差し入れや昼食を用意する場合も、先に確認しておく

ご祝儀と一緒に、飲み物・お菓子・昼食などを用意したい方もいるでしょう。ただし、こちらも必須ではありません。

施工会社側で昼食を手配している場合や、衛生管理の都合で手作り食品を受け取らない場合もあります。夏場は食品が傷みやすく、冬場でも現場に保管場所がないことがあります。

差し入れをするなら、個包装で持ち帰りやすいもの、常温保存できるもの、ペットボトルのお茶や水などが扱いやすいでしょう。人数分をきっちりそろえる必要があるものは、事前の人数確認も忘れないでください。

地鎮祭の段階でも「ハウスメーカーへお礼をするべきか」と迷っていた方は、地鎮祭でのハウスメーカーへのお礼は必要?相場やマナーを徹底解説!もあわせて読むと、家づくりの節目ごとの考え方を整理しやすくなります。

上棟祝いをもらった場合のお返し・内祝いはどうする?

ここまでは施主から職人さんへ渡すご祝儀について説明してきましたが、上棟式では親族や知人から、施主側が「上棟祝い」を受け取ることもあります。

上棟式に招待し、食事や手土産などでもてなした場合は、そのもてなしがお返しの意味を兼ねると考えられることがあります。

一方、式に参加していない方からお祝いを受け取った場合や、高額なお祝いをいただいた場合は、後日内祝いを検討すると丁寧です。

内祝いの金額は、一般的なお祝い返しと同様に、いただいた金額の3分の1~半額程度が一つの目安として紹介されることがあります。

ただし、親族間の慣習や地域差も大きいため、特に高額な援助を兼ねている場合は、機械的に半返しにせず、家族にも相談するとよいでしょう。

品物はお菓子・タオル・日用品などの消え物や、相手が選べるカタログギフトなどが候補になります。新居完成後のお披露目を楽しみにしている親族であれば、完成後に招くことが何より喜ばれる場合もあります。

上棟式の祝儀袋でよくある質問

最後に、上棟式のご祝儀を準備するときに迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。

上棟式でご祝儀を渡さないと失礼ですか?

いいえ。ご祝儀は必須ではありません。施工会社から不要と言われている場合は、その方針に従えば問題ありません。感謝を伝えたい場合は、挨拶だけでも十分ですし、許可されていれば飲み物などの差し入れを検討してもよいでしょう。

コンビニや100円ショップの祝儀袋でも大丈夫ですか?

購入場所そのものは問題ではありません。大切なのは、紅白の蝶結びであること、慶事用ののし袋であること、包む金額に見合った格であることです。条件を満たしていれば、コンビニなどで購入したものでも使えます。

祝儀袋の表書きは「御祝」と「御祝儀」のどちらが正解ですか?

どちらも使われます。上棟であることを明確にしたいなら「祝上棟」「上棟御祝」も分かりやすい表記です。地域や施工会社から指定がある場合は、それに合わせてください。

中袋がない祝儀袋は使えませんか?

少額向けの簡易な祝儀袋では、中袋が付いていない商品もあります。その場合は商品の仕様に従って使用できます。1万円以上など比較的大きな金額を包む場合は、中袋付きで金額・住所・氏名を記入できるものを選ぶと整えやすいでしょう。

ご祝儀は新札でないと失礼ですか?

お祝い事なので新札を用意すると丁寧です。ただし、用意できなかったからといって渡せないわけではありません。大きな折れや汚れのない、きれいなお札を選びましょう。

上棟式をしない場合でもご祝儀だけ渡していいですか?

施工会社が受け取り可能であれば、略式で挨拶とご祝儀だけ渡す方法もあります。ただし、会社によって方針が異なるため、必ず先に担当者へ確認してください。ご祝儀なしで挨拶だけ、差し入れだけ、という形でも問題ありません。

祝儀袋は人数分すべて同じデザインにした方がいいですか?

同じ金額を包む職人さん同士は、同じ祝儀袋にそろえると準備しやすく、渡し間違いも防ぎやすくなります。棟梁だけ金額が異なる場合は、金額に合った少し格上の袋にする方法もあります。ただし、あまりにも見た目の差を大きくする必要はありません。

上棟式の祝儀袋の書き方について総括

形式よりも感謝の気持ちを大切にし、安全と良い家づくりを願う心を伝えるスライド

家を建てる.com・イメージ

上棟式の祝儀袋は、紅白の蝶結びを選び、濃い墨の筆ペンで表書きと氏名を書くのが基本です。中袋には金額、住所、氏名を記入し、お祝い事なので新札を用意できるとより丁寧です。

ただ、ここまで読んで「マナーが多くて大変そう」と感じた方もいるかもしれません。実際には、最初に施工会社へ確認してしまえば、準備の大半は整理できます。

上棟日の前に確認しておくこと

  • ご祝儀を渡しても問題ないか
  • 当日は何人の職人さんが来るか
  • 誰に渡すのが地域や会社の慣習として一般的か
  • 昼食や差し入れを用意しても問題ないか
  • 当日はどのタイミングで渡せばよいか

この5点が分かれば、必要な祝儀袋の枚数と予算、当日の動きまでほぼ決められます。

祝儀袋をこれから購入するなら、「紅白の蝶結び」「のし付き」「包む金額に合う格」の3点をチェックしてください。見た目の豪華さより、用途が合っていることの方が大切です。通販を利用する場合も、商品説明の水引と対応金額を確認してから選びましょう。

そして何より、ご祝儀は施工品質を良くしてもらうために渡すものではありません。これまでの工事への感謝と、「これからも安全によろしくお願いします」という気持ちを形にするものです。

形式にとらわれすぎず、分からないところは住宅会社の担当者に確認しながら準備してください。きちんと確認して用意した祝儀袋なら、当日も落ち着いて感謝を伝えられると思います。

家が完成した後の引き渡し時にもお礼をするべきか迷いそうな方は、新築注文住宅の引き渡しでお礼は必要?相場やおすすめの品まで解説!の記事も参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました